行きたい高校を選ぶために…その1

特に中学3年生はそろそろ志望校について考えることも多くなってきたころではないでしょうか。北辰テストの志望校欄に書くこともあったり、いろいろな場面で進路の希望を聞かれることもあって、だんだんと意識もしていると思います。

もちろん中学1・2年生でも意識をしていたり、すでに決まっている場合もあるかとは思います。

本当に行きたい高校はどこなのか、意外にわからないものですね。何を基準に選べばいいのか、という問題にもなります。

ただ、その際にやはり大きなウエートを占めるのが「学力(成績)」であることは間違いないと思います。

そうは言っても、たとえ中学3年生であってもまだこの段階で、今の学力で決める必要はありません。それは、現在の学力で決めてしまうと最終的にそれよりも偏差値の低い学校になってしまいかねないからです。やはり学力だけで言うのであれば、今の学力よりは上を目指して勉強しなくてはなりません。

一生のうちのたった3年とはいえ、3年間通うと考えるとしっかりと選びたいところです。

まずは大きくわけて、「普通科」なのか「職業学科」なのかは大きな点です。その上で、大学を考えているのかどうか、という部分も出てくるでしょう。そして、「公立」か「私立」かという問題も出てくるでしょう。

さらに言えば、家から近いかどうか、もありますし、それこそ「制服」や「部活動」も考えるでしょう。もしかしたらご家族の意向も入ってくる可能性やお友達関係も影響するかもしれません。

そう考えると、結構たくさん考えなくてはならないことがあると思います。あまり高校のことを考えてばかりでは、勉強がおろそかになってしまい本末転倒ですが、かといって、どこでもいいか、となるわけがないですね。

パンフレットやホームページなどを見るとどこも良いことばかりしか書いておりませんので、どれも良く見えてしまいます。

そこで、「オープンスクール」はよい機会です。学校はもちろん、先生を見ることができます。

説明会だとやはりパンフレットと同様に、良いことしか言いませんので、どこも良く聞こえてしまいますので、オープンスクールは貴重な機会です。部活動体験なども良いですが、それだけではダメですね。

また、文化祭も実際に通っている生徒を見ることができますので、ぜひ出かけるとよいでしょう。要は、今実際に通っている生徒さんや学校の先生を普段の姿に近い形で見ることができる機会がよいということです。

そして自分が入学したら、とイメージしてみるとよいでしょう。または、保護者の皆さまから見たら、「自分の子どもがそこに通っている」イメージです。

オープンスクールでも説明会でも私は生徒には、公立高校2校と私立高校2校は行くべきと伝えております。

それぞれ2校ずついくことで、1校ではできない、比較をすることができるからです。比べてみてわかるものが多々あるのです。

そして、元に戻りますが、行きたい学校が発見できても学力が足らなくてあきらめるのは本当につらいです。いざ、行きたいとなったときに、内申が足りない、学力が追い付かない、ではなんとも言えません。

ですから、やはりいざというときのためにも「選べる」状態にしておく必要があります。1年生から内申点が大切になってきます。行きたい高校を選べるようにするためには1年生の通知表の結果も良くしていかなくてはならないです。

「ここしか行けない」となって行くのでは、なんとも寂しいですね。結果的に行った高校が一番良く思えるかもしれませんが、大人になって振り返ったときに「やっぱり勉強をしてあの高校に行っていればなぁ」となるのは嫌ですね。

人は目標ができると強くなりますし、調子も出てきます。

できるだけ早く「行きたい高校」を見つけて、合格するためには今何をすべきなのか、何が足らないのかを自覚して努力してほしいと思います。

続く・・・

次回、もう少し具体的に、選び方や公立・私立の違いなども書いてみようと思います。

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