行きたい高校を選ぶために…その2

行きたい高校を選ぶために、の2回目です。

今回は、公立高校 or 私立高校 です。

まだまだ地域的には公立志向が強いですが、ここ最近は、私立高校の人気も出てきていますね。

では、まずは「違い」です。

公立高校は当然、公立ですから、県や市などの自治体が運営しております。それに対して私立高校は、それぞれの理念や教育目標に基づいて経営されているということですが、何よりも最も気になるのは「お金」の違いでしょうか。

公立高校は、3年間で学費やその他もろもろすべていれてもだいたい120万円前後でしょう。それに対して私立高校は、3年間でだいたい310万円前後と言われております。3年間ですと約200万円くらいの違いがあるということです。

ここ埼玉県は、国からの就学支援金と県独自の支援金もありますので、私立高校もいまはそれほど負担が大きくなったわけではありませんが、それでもまだ私立高校のほうが金額は高いですね。

ただ当然、今の高校選びは、お金ではなく教育内容で選ぶ時代になってますので、私立高校の選択肢もありだとは思います。

埼玉県は、昨年でいいますと約31%が私立高校へ進学しております。ですから約69%は公立高校へと進学しているわけです。

大きく分けて見てみると

まずは学習面で言えば、

公立高校は1・2年生の時は共通の授業で、3年生になってから進路に応じて選択が増えるという感じですが、私立高校は主要教科(英語など)の授業時間数が多かったり、少人数のクラス編成だったり、補習や講習があります。

生活面では、公立高校も規律は若干緩やかな感じで、自主性を尊重している感じですね。それに対して私立高校は、しつけや生活指導などは厳しく徹底されている学校が多いようです。

進路の面で見ていると、公立高校は、工夫はなされていますが、最終的には生徒自身の努力によっての結果になる場合が多いです。それに対して私立高校は、早い段階からの進路指導や、大学体験などもあり、進学指導も就職指導もきっちりやるところが多いわけです。

私立高校はどうしてもその学校のカラーが出ているので、直接目にするのが一番なので、オープンスクールや文化祭、体育祭、説明会など実際に目で確かめてくる必要があります。

そして、女子に多くありがちですが、制服面も私立高校のほうが特徴的なものやブランドものなどもあり、施設・設備含めて私立高校のほうが充実はしております。

公立の場合は、高校のレベルによっての差もだいぶあり、違いもたくさんあるので、やはり学校に足を踏み入れておく必要はあります。

もっともいけないのが、今の保護者の皆さまの感覚での私立のイメージを子どもに押し付けるのはダメですね。

私もそうですが、中学生のころのこの近隣の私立高校といえば…

そうです、誰でも入れる、いわゆる行くところがない人たちが行く学校でした。しかし、今はむしろ逆で、なかなか入るのがむずかしいです。むしろ偏差値50以上ないと行く私立はない、くらいのことになってます。大学進学実績などでもここ数年、東京大学も出している学校もありますので、今の私立高校はかつての私立高校ではないということを頭に入れておかないといけません。

そして、最終的には学力との相談も必要になりますが、前回書いたように、実際に受験の時に「行きたい」と思った高校に入れるように早い段階から準備をしておく必要があります。

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