2学期の学習が大事な理由とは…1(中学2年生)

例年と違って、中学校の進度は休校などの影響でほとんど進んでおりませんが、塾では本来通りに進んでいるので2学期の重要性を3回にわたって書いていきたいと思います。

第1回目は、本格的!?に「中だるみ」してしまいそうな中学2年生のことを書いていきます。

ただでさえ中学2年生は差が生じやすい学年です。そこに加えて2学期は中だるみに突入してしまいそうな時期です。ですから中学2年生から記事をスタートさせていきます。

まずさが生じてしまいやすい理由として、中学2年生の2学期の学習内容は非常に難しい単元が多く、どの教科も点数が取りにくいということがあります。

以下、各教科で見ていきます。

※あくまでも深谷市が採用している教科書での進度や単元になります。

・国語…「夏の葬列」、古典

「夏の葬列」は、戦争の時の話と現在の対比で書かれておりますが、子どもたちにとっては主人公の気持ちを読み取るのが非常に難しい単元です。テストでもなかなか点数が取れない生徒が多いです。また、古典ですが、「平家物語」「枕草子」「徒然草」を行います。中学1年生の段階でまずは歴史的仮名遣いがしっかり理解できていて、重要単語が分かっていないと急にレベルアップした感じになるでしょう。

・数学…「1次関数」「合同と証明」

1次関数に限らず、関数は苦手になる生徒が多い単元です。特に比例と違って、意味を本当に理解していないと全く何をやっているのかわからない状態になりがちです。そして、最大のヤマ場「合同と証明」では、証明問題に苦戦する生徒が多いです。型を理解してしまえば簡単ですが、意外とできない生徒が多く、最も差がつくところになります。

・英語…「不定詞」「動名詞」「比較」、そして、重要単語が多くなる

なんとなくでやってしまってやり過ごしてしまう「不定詞」や、進行形などとの違いが理解できない生徒がいる「動名詞」。そして、覚えることが多くなり、どっちがどっちとなりがちな「比較」という3つの文法で苦戦する生徒が多くなります。同時に、重要単語が多く出てきますので、しっかり覚えていかないと今後にも影響を与えてしまいます。

社会…地理「日本の各地域」歴史「江戸」

地理は日本地理ですが、それぞれの地域に入っていきますので覚えることが多くとにかく細かいです。単純に暗記ではなく、なぜそうなのかを理解していかないと厳しくなります。歴史も同様に覚えることが多い「江戸」に入っていきます。それまでの流れをきっちり理解しておく必要があるでしょう。覚えることもそうですが、問題をやって定着していかないと、何が何なのか混乱してしまいそうです。もしかしたら歴史は「安土桃山時代」あたりまでしかいかない可能性もありますが、いずれにしてもこのあたりから入試も多く出題されるところとなります。

理科…「動物」「天気」

理科の最大のヤマ場は最後の単元「電流」のところですが、中2の理科は全体的に難しいものがそろっております。「動物」の単元は暗記が中心に見えますが、小腸のつくりや血液循環、血液の成分、反射や反応、器官などこちらも細かいものが多いです。暗記だけはできても意味が分からないと覚えるのも大変です。天気では、湿度の計算を始め、きちんと頭を使っていくものが多いですので、こちらも単純な暗記ではありません。

というわけで、簡単ではありますが、中2の2学期がいかに大変かをごらんいただきました。

当たり前ですが、まずは学校の授業や塾の授業を大事にする。そして、とにかくわからなくなったらそのままにせずにできるだけ早く解決して納得していかないと、どんどんわからないがたまってしまい、積もり積もって全然わからない状態になってしまいます。

そして、必ずその日の授業はその日(遅くとも翌日まで)には復習をしておく必要があります。

おすすめは、この中2の2学期は、復習はもちろんですが、可能な限りでいいので「予習」を行うことが最適です。翌日に学校や塾で習うであろうところを教科書やテキストなどで読むだけでも違います。

2学期の中間テストや期末テストでは、成績が二極化することが多いので、できる側に入りたいところです。

まずは、毎日の学習を継続して行うことは絶対条件でしょう。やらないで済んでしまいそうですが、この2学期の使い方が来年の受験の際にも大いに影響をしてくるでしょう。下がるのはあっという間で、下がってしまうとなかなか復活するのはむずかしいですから、2学期はいつも以上に勉強のことにも力を入れて取り組むしかありません。

家でやるのが難しかったり、何をしていいのかわからないのであれば、塾などを活用することが良いのではないでしょうか。

今まで通りの学習だけだとどうしても不足したり、分からないところが出てきたり、となるでしょうから、いつもよりちょっと自分に負荷をかけて、頑張ってみませんか。

中3の進路選択の際に、「あの時もっとやっておけばよかった」とか「中2の2学期は全然できなかったからなぁ」とならないように、今をきっちり大事にして学習に取り組んでいきましょう。

彩北進学塾では、自習が自由にできます。何時間でも勉強ができますし質問もできます。勉強の仕方もアドバイスしております。

まあ宣伝はさておき、中学2年生のみなさんはぜひ、勉強だけでなく他のこともそうでなのですが、すべてにおいていつも以上に努力や頑張りをしていきましょう‼

明日は中学3年生向けのものを書きます。

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