価値観を知る

深谷市栄町にある彩北進学塾です。

彩北進学塾は開校して16年が過ぎようとしております。

その前には雇われていた形ではありますが、塾長を5年間やっていました。その前には時間講師として5年間やりましたので、塾指導歴としては26年超といった感じです。

時間講師としての5年間は大手の塾だったので、1クラス40人ほどで1学年が8クラスなどでしたので、非常に大勢の生徒を相手にしていました。

ここ深谷に彩北進学塾を開校してからは、1学年の定員を16名としておりますので、ここまで彩北進学塾としては約200人ほどの卒塾生がおります。当然、全員の名前と顔を覚えていますし、連絡を取れる生徒も多くおります。3期生の生徒がほとんど結婚をしているので女子は名字が変わっておりますが…

振り返ってみるといろいろな生徒がいました。誰1人として同じ生徒ではありませんからみんなそれぞれに個性があって、考え方、生き方が異なるわけです。

それと同様に保護者の方やご家族などもそれぞれで同じではないわけです。

長く塾をやっていると本当にいろいろな生徒と出会います。それと同時に、いろいろなことが起きるわけです。毎日が新鮮で、もっと言えば、この仕事をしていなければ出会うことのない年齢の人たちを常に相手にしているわけです。

昔、ある人から、「自分より上の人との付き合いがないから学校や塾の先生は一般の社会人と違って成長しない」と言われたことがあります。たしかにそうかもしれません。会話といっても大人同士での会話ではありませんし、むしろ子どもに合わせることも多いので、内容が幼いかもしれません。

私自身は、そうであるからこそ、できるだけ自分より年上の大人と話をする機会も多く持つようにしていますし、また、読書もするようにしています。自分自身は生徒との会話でも十分成長で来ていると思ってはおりますが、それだけでは足りないのも事実です。

さて、そのいろいろな性格や考えを持った生徒たちの価値観を知る上で欠かせないのが、授業後の作文です。以前何度かご紹介しましたが、彩北進学塾では授業後に作文を書いてもらっております。毎回、テーマは異なりますし、全員が異なるテーマで書いてもらっております。

作文といってもノートに短い時で5行、長い時で13行くらいの量になります。入試の作文や記述力向上がメインではありますが、同時に、子どもたちの考えや価値観を知る良い機会としております。

非常に真面目なテーマの時もありますし、ふざけすぎているようなテーマもあります。こちらの意図しているものではない内容になることも多々あって、とても子供たちのことを深く知ることができ、かつ、作文の練習ができるので一石二鳥です。

毎年、どの生徒もきちんと書いてくれます。いい加減に書く生徒はいないので、必ずその作文にはコメントをつけて返しています。

文章を書く機会もどんどん減っている中、彩北進学塾の生徒は記述問題や作文を苦にしないのはこういった日々の積み重ねの結果なのではないかと自負しております。

この授業後の作文は、始めてからまだ4年目ではありますが、今後も続けていきたいと考えております。勉強を教えるうえで生徒たちの価値観を知っているか知らないかはとても役に立ちますので。

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