入試直前こそ普通で

深谷市にある埼玉県公立高校に強い彩北進学塾です。

今日は千葉県にある幕張メッセまで行ってきました。

かつて所属していた千葉学習塾協同組合の教材教具展のためです。来年度の教材などを見に行ったわけですが、予想通り、組合の諸先生方との久々のおしゃべりで教材どころではなかったです。改めて別の教材展でゆっくり教材は見ようと思います。

さて、埼玉県の私立高校入試のスタートは1月22日(日)です。入試まであと4日となりました。

公立高校入試の直前でもそうですが、子どもたちよりも保護者の方にお願いをしていることがあります。

それは、いつもと違うことをしないこと、特別な感じを出さないことです。

入試前はただでさえ子どもたちは意外に緊張していたり、危機感を持っていたりと、緊張感が高まっています。ほとんどの生徒がそうなのでそれはいいのですが、さらにプレッシャーを与えてしまうのが保護者の方やご家族のいつもと違う感じです。

よくあるのは食事。ゲン担ぎで、前日や当日に「カツ」にしたり、栄養のあるものや体に良いものを急に多くしたり…ということがあります。

その他にも、極端に早く寝るように話したり、極端に体調のことを気にするあまりちょっとの外出や買い物でも控えさせたり、急にたくさんお守りのようなものを買ってきたり…

気持ちはわかります。特に入試は本人以上に保護者の方のほうが心配してしまうことが多いですので、何かしてあげないと自分自身が落ち着かないということなのですが、できるだけそういった普段と違うことをするのは控えましょう。

突然普段食べないものを食べたり、カツばかり食べていたらかえってお腹や胃に負担がかかってしまいます。寝る時間が早くなったりすると、これまでのリズムが崩れて体調を壊します。普段と同じような生活をしていないとむしろストレスがたまってしまうのです。

よって、入試の直前こそ普通でよいのです。普通にしているのが最も子どものためになります。すべての言動をいつも通りにしておくこと、食事や睡眠なども普段通りで問題ありません。

入試の当日の朝もいつもと変わらずに送ってあげるのが良いのです。

塾を長くやっていると過去にいろいろなことがありました。

前日からお腹が痛くて当日も痛くて入試本番が大変だったと言っていた生徒や、前日の夜中に電話をかけてきて寝れない状況を報告してきた生徒。そうかと思えば、前日に保護者の方から電話がかかってきて「うちの子が急に変になっています」と解決法を求めてきたり、自宅の部屋の壁に穴が開いている生徒もおります。

入試はものすごく心配で気になってしまいますが、保護者の方かそこはぐっと我慢で、普段通りにしてあげてください。前の日に心配しすぎてあれこれ言うのはマイナス効果しかありません。

塾でもいろいろなことを受験に向けてやりますが、基本的に直前の2週間はいたって普通です。中1や中2と同じような感じです。入試前最後の授業の時もいつもと同じに始まって普段通り終わります。特別なことは直前は一切やらないのです。がんばれのような声がけもしませんし、ハチマキまいてエールを送るなんてこともしません。

入試のころに毎年書いておりますが、塾では普段通りにやれば合格できるようにしているつもりです。当日に頑張らなくても合格できる点数を取れるようにしておけばいいだけです。

よって、保護者の皆様も食事でも会話でもすべていつも通りでいきましょう。

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